
1821年2月2日,スイスと国境を接するフランス東部のフランシュ・コンテ地方の製材所の三男として,創始者ルイ・ヴィトンは誕生した。現在のブランドブームの頂点にあり,華麗なイメージと共に時としてモード産業の虚栄の象徴のように挙げられることもある「ルイ・ヴィトン」。だが,創始者ルイ・ヴィトンの半生から始まる100年以上の歴史が物語るのは,優れたブランドとは才能溢れる職人の血の滲むような努力と並外れた創意工夫があってこそという不変の事実である。
「ルイ・ヴィトン」の歴史は1835年,当時14歳だったルイ・ヴィトン少年のパリ行きから始まった。彼は400キロの道のりを,徒歩で人に雇ってもらいながら一年以上かけて歩き,パリに辿り着いた。パリでは荷作り用木箱製造兼荷作り職人として働き始めるが,30歳のときにはすでにフランス随一の鞄職人として,オートクチュールの豪華な衣装を入れる箱詰めの仕事に従事していた。
1852年,ナポレオン3世が即位。ルイ・ヴィトンはナポレオン3世皇妃ユウジェニーの専属荷作り職の命を受ける。1854年にはパリ・キャプシーヌ通り4番地に店を旅行鞄の店を構えた。このとき防水性のあるグレー地の「グリ・トリアノン・キャンバス」を発表,その布地を用いたトランクを生み出し,「ルイヴィトン・マルティエ(ルイ・ヴィトン・トランク製造職人)」としての歴史の第一歩を踏み出した(この名前は現在もパリ本社では正式社名として使用されている)。その後トランクは改良を重ね,1867年のパリ万国博覧会に出展した際には銅メダルが授与され,公式に認められた。
その後エジプトの副王に旅行中果物が保存できる特製のトランクや,探検家がアフリカ探険に持っていくために工夫したトランクなどを発表,名声を高め,1885年にはロンドンに出店。初めての海外進出を果たし,大躍進を遂げる。だがこのころからある意味ルイ・ヴィトンの歴史は,以後出回る偽せ物との戦いの歴史のはじまりでもあると言える。次々とコピーされる新作に対して,ルイ・ヴィトンは「登録商標ルイ・ヴィトン」の文字を入れた市松模様の柄「ダミエ・キャンバス」を創作。1892年には全製品が掲載されたカタログを初めて出版した。顧客の要望に従ってどんな備品も取り付け,どのようなトランクにも応じようとするルイ・ヴィトンの精神が綴られたカタログは,そのまま彼の仕事上の遺言となった。この年の2月28日,ルイ・ヴィトンは71歳の生涯を閉じる
父の意志を次ぐ長男ジョルジュは鞄と旅と歴史の著作『始源から今日までの旅行』を発表し,1896年に勲章を授与されるという名誉を受ける。そして続発する偽物に対抗するため,現在もルイ・ヴィトンのトレードマークとして揺るぎない信頼を感じさせる,「LV」のイニシアルと花と星のモチーフの「モノグラム・キャンバス」を発表。完全に商標登録がなされる。なお,このモチーフは当時パリで大流行していたジャポニズムの影響下で,日本の家紋にもインスピレーションを受けているのではないかといわれている。
1906〜1909年にかけては自動車,飛行機と移動手段(モータリゼーション)が発達した時代を反映し,さまざまな新作が打ち出された。飛行船が海に落ちても沈まないトランクや,車の旅を快適にする防水防塵でかつ車のラインと一体化したトランクまでを考案,アメリカ,アルゼンチン,ベルギーなど7カ国に代理店開設。万国博や国際見本市ではグランプリの常連であった。
1954年,創業100周年。パリ・マルソー大通り78番地に新店舗をオープン。それから5年がたった1959年は,ルイ・ヴィトンにとって画期的な年である。3代目ガストン・ヴィトンが木綿地に樹脂加工した現在のモノグラム・キャンバスを発表。これにより現在もなお人気のバッグ「スピーディ」「キーポル」など,ソフトバッグの製造が可能となったのだ。その後さらに薄いコーティング地との張り合わせにより,皮革小物も登場するようになる。この素材の開発がどれほど商品企画に貢献したかは,以後6年間でルイ・ヴィトンから発表されたソフトバッグは年平均25型という驚異的な数字が物語っている。
1986年には型押ししたカーフレザーにカラフルな染色がほどこされた「エピ・ライン」(フランス語で「麦」の意)を発売。続いて1993年に男性用ビジネスラインの「タイガ・ライン」,1996年にはモノグラム・キャンパス誕生100年を記念し,アズディン・アライヤなどの7人のデザイナーがモノグラム・キャンバスを用いてユニークな製品を生みだした「モノグラム100周年記念限定品」を限定で発売。また「ダミエ・キャンパス」の復刻版を発売させ,限定品ブームに火が付いた。
1998年マーク・ジェイコブスをアーティスティック・ディレクターに起用し,プレタポルテを開始。以来アーティストのスティーブンス・プラウスの協力を得,モノグラム・キャンバスにグラフィティ(落書き)がプリントされた「モノグラム・グラフィティ」や日本人アーティストの村上 隆氏とのコラボレートによるモノグラム・マルチカラー「EYE LOVE MONOGRAM(アイ ラブ モノグラム)」シリーズなど,時代の息付きを鮮やかに先取りした若々しいポップなコレクションで毎シーズントップランナーとして華やかな話題を振りまき続けている。

これが,今回新しく購入した手帳。とにかく丈夫そうと言うのが第一印象。決め手はデザイン(色合い,エピ,質感含む)と所有欲を満たしてくれる点。革製でバイブルサイズという私の手帳選びの基本的な条件のも当然合致。
今まで使ってきたコーチ(COACH)の手帳と比べてみると,ヴィトンの方が洗練されているというかコーチの方がハードというか。カラーやフォルムが影響しているのだろう。

ヴィトンの生産国はフランス,スペイン,アメリカ,中国…とあるらしいが,これはフランス製。

ペンホルダー,小さすぎ…。ま,買う前から分かっていた事であるし,どうせ,ペンホルダーリフィルを使うつもりだったので問題ない。

コーチ(COACH)の手帳のときに使っていた中身をそのまま移し変えている。そろそろ来年用のリフィルを考える時期。純正もいいが,自分にあったスケジュールリフィルが固まっているので,時期に新しくする予定。

この角度は結構好きかも知れない…