Introduction Of My Wrist Watches〜腕時計の紹介〜

画像(オメガのシーマスター120)

シーマスター(Seamaster)120 2501-50 オメガ(OMEGA) '06/09/30 Up

とても安く良い時計が入手できた。 シーマスター120シリーズのRef.2501-50。

120m防水で日常では十分な耐水性に,クロノメーター規格を通った自動巻きムーブメント。文字盤はとてもシンプルなので,場所を選ばない。現在のオメガのシーマスターのラインナップは少し癖があるデザインが多い気がする。

5連のブレスもスポーツウォッチながら,エレガントさを与えてくれる。現在会社につけていくのはこればかり。

 


画像(オメガのデ・ヴィル プレステージ)

デ・ヴィル(De Vill) プレステージ(Prestige) オメガ(OMEGA) '06/07/07 Up

社会人になって初めて購入した腕時計。配属が決定して3週間ほど。うまくいかない仕事にストレスが蓄積→物欲の増大という結果に。ボールペンを買いあさっていたのもこの頃。それはともかく,次は腕時計が欲しくてたまらなくなっていた。

仕事に洒落っ気など要らないが,やはりお気に入りがそばにあるのと無いのとでは気分も違うというものだ。私の勤め先は,制服がありスーツやシャツにあまりお金をかけても出番が少ない。そこでオンもオフも常に一緒なもの。時計と筆記具である。今までのバイトよりは給料も頂けるようになったので分相応な範囲の値段で理想の時計を探していた。

条件は,手巻3針でアフターサービスが安心。あまり人が選ばないようなもの。結果,私の中で条件を満たしたこれに決定。オメガという選択はベタだが,デ・ヴィルのプレステージなんてあまりかぶらなさそう。勿論,手巻でスモールセカンド。しかもオメガならアフターサービスも受けやすい。

ケースは,小さすぎず,大きすぎず,そして薄いという私好みのもの。そして上品なデザインに安っぽくないブレスレット。そして何より価格が高すぎない。まさに理想であったのだ。

手巻のキャリバーには,プゾー社(Pesseux)のキャリバー7001というのが採用されているそうだ。プゾー社は1971年にETA社に吸収されたが,今でもノモス(NOMOS)やその他メーカーにも採用され続けており,スモールセコンドの腕時計ムーブメントの定番となっている。17石で21,600振動である。ノモス(NOMOS)のベースムーブメントであり,部品を単体で購入しグラスヒュッテ仕様に素晴しく仕上げている事でも有名。

やはり手巻は日付表示なしである。使うときにねじを巻き上げ,時間だけ合わせる。泣きたくなるような平日の朝の心の癒しになってくれそうだ。


画像(フレデリック・コンスタントの腕時計 クロノグラフ)

クロノグラフ FC290S36M FREDERIQUE CONSTANT

つい衝動買いというか,衝動落札してしまった腕時計。ヤフオクで最落無しで出品されていて,終了間際に競ったのだがこれで最後と16,000円入札。結局,15,010円で落札できた。次点の方の最後の入札は14,510円だった。

実は,フレデリック・コンスタントの腕時計はずっと気になっており,初めての機械式腕時計の候補として考えていた。価格もお手ごろで,シンプルかつ繊細な文字盤にとても惹かれていた。当然ヤフオクなどもチェックしていて,そんな折,このクオーツと遭遇。次の腕時計は機械式をと思っていたが,安く落札できればと入札してみたら落札出来たのである。届いた品はイメージ通り。文字盤がとても綺麗で,中古だが状態もかなりの美品で嬉しい。時針が,所有している日本製クオーツと違い,序々に移動するのではなく,カチッと動く様子が楽しい。ボタン,リューズ共に硬く,少し力を入れて押し込んだり,引っ張り出す必要があって少し勇気が必要だったりする。

これを手に入れ,フレデリック・コンスタントに改めて惚れ直した。やっぱり機械式のフレコンも是非欲しい。きっと値段以上の満足感をもたらしてくれると思う。届いた時,バンドのコマはすべて付いた状態で,私の手には大きすぎるので,近々調整してもらう予定である。つけるのが楽しみだ。

定価は85,000円。クロノグラフ機能は30分積算計(左),12分積算計(右),日付け(下)となっている。時計の左側にポッチがあり,そこを押してやると日付が一日進む。5気圧防水。


画像(カシオのデータバンク)

DATA BANK DBC-62-1 CASIO

カシオのデータバンク。これも思い出の腕時計のひとつ。小学生の時,映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観て,単純な私はかなり虜になってしまう。今でもお気に入りの映画のひとつである。

そこで主人公の,マイケル・J・フォックス演じるマーティーがつけていた腕時計と似たものが欲しくてたまらなくなる。そんなにはっきりは映らないが,本機のようにキーボードがあり,色は黒である事が確認できる。そんな折,母と祖母と共に出かけた百貨店でこれを見つけた。まさにマーティー時計の理想形であり,瞬殺された私は子供という身分を利用して,この時計の前でぐずぐずと動かない。母は「そんなおもちゃみたいな時計はやめなさい。」と言っていたのだが,孫に甘い祖母は「買ってあげよう。」と,その日のうちに私の左腕に納まった。

マーティー時計を手に入れた気になった私は,学校以外の場所では,ほとんど毎日この時計をつけていた。しかし乱暴な子供の扱いと経年劣化で高校くらいの時には,バンドがちぎれた事もあり,引き出しに保管していたのだが,結局本体まで紛失してしまった。

しかし大学4年の秋,バック・トゥ・ザ・フューチャーのDVDを買ったことを機に,なぜか気になり始め,オークションで新品を購入。3,000円くらいだった。そして,いまさら「データバンク」を検索して調べてみると,新旧いろいろな機種が発売されていた。コレクターの方のサイトも発見しとても興味深かった。特に新しい機種は,タッチスクリーンだし,不揮発性メモリも使用されていて近未来的だが,この少々古臭い感じもしながら,多機能なこれが一番格好良く感じた。

電話帳,スケジュール,計算,ワールドタイム,タイマー,アラーム,ストップウォッチとかなり多機能。電池を交換すれば,電話の記録も抹消されるので実用には程遠いが,とても楽しめる。

ただこの腕時計をつける場所は無い。さすがに街へ着けて出るのも恥ずかしい年齢である。家で楽しむだけになりそうだ。私にとってのマーティー時計,思い出の時計としてあれば良かったのである。せいぜい無駄にスケジュール組んで,休日にでもアラームをピーピー鳴らしたり,世界の時間でも眺めることにしよう。


番外編
画像(ロンジンの手巻腕時計)

手巻き式腕時計 ロンジン(LONGINES)

父が使っているロンジンの手巻き式腕時計。どこかへ出かけるときは必ずこれをつけて出かけていた。時計にこだわりと必要性があまり無かったのだろうか,これ一本しか使っていなかった。

父がこの腕時計をつける時,出かける前のねじ巻き役は私に譲ってくれた。上で,当時は機械式の腕時計と意識していなかったと書いたが,もしかしたら心の奥には機械式の良さが無意識の内に刻まれていたかもしれない。現在,巻くのは非常に楽しかったのだ。

オーバーホールしながら何十年と使ってきたようだが,父が病気になってしまい,仕事を続ける事が出来なくなった現在,調子が悪いまま眠っている。初任給でオーバーホールに出してあげようかなと思っている。仮にフォーマルな行事があったら,借りていける。黒革ベルト白文字盤がもっともフォーマルらしいが,これでも十分じゃなかろうか。

これがきっかけで,ロンジンは気になるメーカーの一つである。ロンジンの象徴である「有翼の砂時計」マークはとても格好良いと思う。

ネットで,似たタイプのロンジンの手巻きを探したところ,そっくりな物が一本あり,同タイプだとするとムーブメントは,Cal.L847.3 17石ということになる。さらに調べてみると,ロンジン社がオメガ社、インターナショナル社と技術を競い合った頃のロンジンの手巻きのムーブであり,緩急針にトリオビス・ファイン・アジャストメントを採用している。時代的にも一致する気がする。

特に価値があるものじゃないが,手巻きの2針は,最も壊れにくいらしく,大事にしたい。


  1. 腕時計の歴史
  2. スイス時計産業について
  3. スウォッチグループについて
  4. ETAについて
  5. ロンジンについて
  6. フレデリック・コンスタントについて
  7. ハミルトンについて
  8. 機械式腕時計の取り扱い
  9. データバンクについて
  10. データバンクとバック・トゥ・ザ・フューチャー私的考察
  11. オメガについて

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